スポーツメンタルコーチ上杉亮平
試合で力を発揮できないあなたへ、心の土台を整える伴走者
~アスリートを自己実現へと導く~
メニュー

競技力を高める“自分との約束”──プロ意識の本質に迫る

 

プロ意識とは何か

──「自分との約束を守る力」という視点

競技者にとってのプロ意識とは何でしょうか。 それは、技術や結果ではなく、自分との約束を守る力だと私は考えています。

もちろん、プロ意識にはさまざまな側面があります。 責任感、継続力、他者への配慮、準備力、自己管理──どれも重要です。 その中でも、私が最も本質的だと感じるのが、「自分との約束を守ること」です。

なぜなら、それは誰にも見られていない時間にこそ試されるものだからです。 そして、その姿勢が競技者としての信頼・自信・未来をつくっていきます。

 

誰にも見られていないとき、どう在るか

競技者の時間のほとんどは、誰にも見られていません。 試合はほんの一部であり、 その裏には、誰にも知られない練習、葛藤、選択が積み重なっています。

 

  1. 誰も見ていない練習後の5分間

 

  1. 誰にも言っていないルーティン

 

  1. 誰にも知られていない迷いの中での選択

 

こうした“見えない時間”こそが、競技者の本質をつくります。 そして、その時間に何を選ぶかが、未来の自分を決めていきます。

プロ意識は、そうした時間にこそ宿ります。 誰かに見られているときだけ頑張るのではなく、 誰にも見られていないときにこそ、自分との約束を守れるかどうか。

それが、競技者としての誇りを育てるのです。

 

自分との約束が競技者にもたらす影響

自己信頼──「自分はやれる」という感覚の土台

競技者が本番で力を発揮できるかどうかは、自分を信じられるかにかかっています。 その信頼は、過去の自分との約束を守ってきた記憶から生まれます。

 

  1. 誰にも見られていないときに、やるべきことをやった

 

  1. 苦しいときも、逃げずに向き合った

 

  1. 小さな約束を積み重ねてきた

 

こうした記憶が、「自分はやれる」という感覚の土台になります。 これは、技術や戦術では補えない“内側の強さ”です。

自己信頼は、競技者にとって最も静かで、最も強い武器になります。 それは、誰かに与えられるものではなく、自分で育てるものです。

 

自己効力感──「成功できる」という実感の源泉

心理学者バンデューラが提唱した「自己効力感」は、 「自分はこの行動を成功させられる」という感覚のことです。

この感覚は、単なる自信とは違います。 それは、過去の行動と結果の積み重ねから生まれる実感です。

自分との約束を守ることで、

 

  1. 小さな成功体験が蓄積される

 

  1. 自分の行動に意味を感じられる

 

  1. 継続する力が育つ

 

結果として、試合での集中力や判断力が高まり、 「やれる」という感覚がプレーの質を底上げします。

自己効力感は、競技者の“内なるエンジン”です。 それがあることで、困難な状況でも前に進めるのです。

 

アイデンティティの安定──「自分らしくある」ことの力

心理学では、「自己整合性」や「アイデンティティの一貫性」が、 精神的な安定や幸福感、パフォーマンスに直結するとされています。

自分との約束を守ることは、 「自分はこう在りたい」という価値観に沿って生きることでもあります。

 

  1. 自分の競技スタイル

 

  1. 自分の信念

 

  1. 自分の美学

 

これらを裏切らずに選択し続けることで、 競技者としてのアイデンティティが安定します。 その安定が、プレッシャーの中でもブレない軸になります。

アイデンティティが安定している競技者は、 外部の評価や結果に左右されにくくなります。 それは、競技人生を長く、深く、豊かにする力でもあります。

 

周囲との信頼──「言葉ではなく姿勢で伝える」

競技者が周囲から信頼される理由は、結果だけではありません。 日々の姿勢が、言葉以上の説得力を持ちます。

 

  1. 約束を守る人は、任せたくなる

 

  1. 継続している人は、応援したくなる

 

  1. ブレない人は、頼りたくなる

 

自分との約束を守る姿勢は、 他者との信頼関係を築く“静かな力”になります。 それは、チーム内での役割や影響力にも直結します。

信頼は、競技者にとって“見えない評価”です。 それは、結果よりも“在り方”によって築かれるのです。

 

習慣設計という武器

──守り続けるための仕組み

自分との約束を守るには、意志だけでは足りません。 習慣という仕組みが必要になります。

このテーマについては、別コラム 自分との約束を守るための習慣設計 で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

最後に──

 

競技者としての誇りは、誰にも見られていない時間に宿る

 

競技者としての誇りは、 試合の結果でも、誰かの評価でもなく、 誰にも見られていない時間に、何を選ぶかで決まります。

自分との約束を守るというプロ意識は、 静かで孤独な選択の連続です。 でも、その積み重ねが、 本番で自分を信じる力になり、 周囲からの信頼を生み、 未来の自分をつくっていきます。

だからこそ、自分との約束を守り続けてください。 それが、競技者としての強さを静かに育てていくのです。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

コラム著者
プロスポーツメンタルコーチ上杉亮平
全てのアスリートが競技を楽しみ、自分らしさを輝かせる世界を創る。ことを目指し
「メンタルで視点(せかい)が変わる」この言葉胸にアスリートを自己実現へと導くサポートをしています。詳しくはこちら

その他のおすすめ記事

選手の人生の岐路に寄り添う──問いと沈黙が支える決断 選手の迷いに立ち会った瞬間 先日の話、ある選手が‥ 続きを読む
“与える勇気”が人生を動かす──タルムードに学ぶ思考と選択の哲学 先日、ユダヤ人の知恵の源泉‥ 続きを読む
プレッシャーは苦しみじゃない──NBA名将が語った“特権”という視点 「プレッシャーが苦しい‥ 続きを読む

【完全無料】アスリート必見!
心の壁を乗り越え
ベストパフォーマンス引き出す5つの秘訣!