スポーツメンタルコーチ上杉亮平
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“好き”が人を育てる──スポーツメンタルコーチという天職に出会って

 

最近、ふとした瞬間に思うことがある。 「やっぱりこの仕事が好きだな」と。 スポーツメンタルコーチという仕事に出会ってから、日々の中で何度もこの感情が湧いてくる。 そして、「これは自分にとって天職なのかもしれない」と感じるようになった。

 

“好き”と“楽しい”が教えてくれること

これまで、いくつかの仕事を経験してきた。 それぞれに学びはあったし、やりがいもあった。 でも、ここまで「好きだ」「楽しい」と心から感じられた仕事は初めてだった。

この感情があるからこそ、うまくいかない時期も踏ん張れる。 結果が出ない時も、選手との関係に悩む時も、 「それでもこの仕事が好きだ」という気持ちが、前を向かせてくれる。

そして不思議なことに、好きでいると、自然と成長意欲が湧いてくる。 もっと学びたい、もっと深く知りたい、もっと良いサポートをしたい── 情熱が増していくのを、自分でも感じている。

 

私自身の体感だけじゃなく、選手の成長にも“好き”がどう影響するのか。ここからは、少しだけ根拠の話を。
 

“好き”は脳を活性化し、成長を加速させる

「好き」と感じているとき、人は自然と前に進める。 それは、脳が努力を“楽しさ”に変えてくれるから。 この感情こそが、競技力の土台になっていく。

脳科学の観点では、「好き」「楽しい」と感じるとき、脳内ではドーパミンという神経伝達物質が分泌される。 ドーパミンは、やる気・集中力・学習効率を高める働きがあり、ポジティブな感情が脳の報酬系を活性化してくれる。

この状態では、脳は「もっとやりたい」「もっと知りたい」と自然に学習モードに入り、結果として成長スピードが加速していく。 努力を努力と感じさせない仕組みが、そこにはある。

 

“好き”は内側から湧き出る力になる

スポーツ心理学では、モチベーションには「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」があるとされている。 外発的とは、報酬や評価など外から与えられる動機。 一方、内発的とは「好きだからやる」「楽しいから続けたい」という、自分の内側から湧き出る動機。

研究によれば、内発的動機づけを持つ選手の方が、長期的に高いパフォーマンスを維持しやすく、ストレス耐性も高い傾向がある。 「好き」という感情は、競技力を支える心理的エネルギーとして、選手の内側から力を引き出してくれる。

 

だからこそ

選手にも競技を「好き」でいてほしい

この体感があるからこそ、選手にも競技を「好き」でいてほしいと思う。 「楽しい」と感じてほしいと思う。

もちろん、競技には苦しい時期もある。 結果が出ない、期待に応えられない、周囲と比べてしまう── そんな時こそ、「好き」という気持ちが支えになってくれる。

「好き」は、技術や戦術では補えない“心のエネルギー”になる。 「楽しい」は、プレッシャーの中でも自分らしさを保つ“軸”になる。

だからこそ、メンタルコーチングの中で、競技に対する“好き”や“楽しさ”を取り戻すことを大切にしている。

 

“好き”であることが人を動かす

自分がこの仕事を好きでいるからこそ、関わる人にも「その仕事が好き」であってほしいと思う。

例えば接客なら、働いているブランドが本当に好きな人に薦められたい。 どうせ接客されるなら、接客が好きな人に接客されたい。 Web制作なら、作ることが好きな人にお願いしたい。 その人に合ったものを考えて、一つひとつに思いを込めて作ってほしい。

“好き”であることは、技術以上に伝わる。 “好き”であることは、相手の心を動かす。 だからこそ、自分もこの仕事をずっと好きでいたいと思っている。

 

“好き”は自信の土台になる

自己効力感とは、「自分はできる」という感覚のこと。 この感覚が高い人ほど、困難に立ち向かい、粘り強く挑戦を続ける傾向がある。

「好きなこと」に取り組んでいるとき、人は自分の能力を信じやすくなる。 これは、過去の成功体験が積み重なりやすく、自信の土台が育ちやすい環境だから。

「好き」は、自信を育てる土壌になる。 そしてその自信が、挑戦を支える力になってくれる。

 

誰しもが持っている“好き”の種

この想いは、特別なものではない。 誰しもが、心のどこかに“好き”の種を持っている。 それが仕事であれ、趣味であれ、人との関わりであれ── その種を育てることで、人生は少しずつ豊かになっていく。

スポーツメンタルコーチとして、選手の“好き”を育てたい。 そして、自分自身の“好き”も、ずっと育て続けていきたい。

 

最後に伝えたいこと

この仕事が、心から好きだ。 選手と向き合う時間、言葉を交わす瞬間、変化の兆しを感じるその場面── どれもが、自分にとってかけがえのない時間で、何度でも「やっていてよかった」と思える。

この仕事をしていると、嬉しいことばかりじゃない。 思うように届かない時もあるし、結果が出ずに悔しい思いをすることもある。 それでも、やっぱり好きだと思える。 この感情があるから、踏ん張れる。 この感情があるから、もっと深く知りたくなる。 この感情があるから、選手の未来に本気で向き合える。

だからこそ、関わるすべての人にも、自分の仕事を「好きだ」と思っていてほしい。 その場にいる人が、心からその仕事を愛していたら、空気は変わる。 温度が上がる。 その場は、もっと温かく、もっと力強くなる。

そして選手にも、競技を「好き」でいてほしい。 「楽しい」と感じていてほしい。 結果が出ない時も、思うようにいかない時も、 「それでも好きだ」と思える気持ちが、きっと自信を育ててくれる。 その感情が、選手自身を支えてくれる。

私は、そんな選手の“好き”を守りたい。 その“楽しい”を取り戻すために、どこまでも寄り添いたい。 競技を続ける限り、ずっと「好き」でいられるように。

そのためなら、どんな壁でも一緒に越えていきたい。 選手が自分の競技を「好きだ」と言えるように。 その「好き」が、どんな状況でも自分を支えてくれるように。

私は、ただ技術や理論を伝えるだけのスポーツメンタルコーチではいたくない。 選手の心に寄り添い、競技と向き合う姿勢を一緒に育てていく存在でありたい。 そのために、私自身がこの仕事を「好き」であり続けることが、何より大切だと思っている。

この仕事が好きだ。 この仕事をしている時間が、楽しい。 この感情を持てていることに、心から感謝している。

そして、選手の“好き”を守ることに、これからも全力で向き合っていきたい。 それが、私がこの仕事を続ける理由です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

コラム著者
プロスポーツメンタルコーチ上杉亮平
全てのアスリートが競技を楽しみ、自分らしさを輝かせる世界を創る。ことを目指し
「メンタルで視点(せかい)が変わる」この言葉胸にアスリートを自己実現へと導くサポートをしています。詳しくはこちら

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