スポーツメンタルコーチ上杉亮平
試合で力を発揮できないあなたへ、心の土台を整える伴走者
~アスリートを自己実現へと導く~
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良い結果が想像できない競技者へ──再び前へ進むための思考法

 

はじめに──“良い結果が想像できない”という状態は、誰にでも訪れる

競技を続けていると、ふとした瞬間にこう感じることがあります。

「頑張っているのに、未来が見えない」 「結果が出るイメージが湧かない」 「このまま続けて意味があるのか分からない」

これは、決して特別な悩みではありません。むしろ、真剣に競技に向き合っている人ほど、こうした“想像の不在”に直面します。

そしてこの状態は、単なる不安やスランプではなく、心のエネルギーが一時的に枯れているサインでもあります。

ここでは、そんな状況に陥った競技者が、静かに自分を立て直すための視点と方法を、丁寧に綴っていきます。

 

“良い結果”の定義を見直す

「良い結果」とは何か?

競技者にとって、この問いはとてもシンプルに見えて、実は最も深いテーマです。

多くの選手は、 「良い結果=勝つこと」「良い結果=記録を出すこと」 と無意識に思い込んでいます。

もちろん、それらは大切です。 競技の世界で生きる以上、結果は避けて通れません。

しかし、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいのです。

 

その“良い結果”は、本当にあなた自身の言葉ですか?

 

それとも…

 

  • 誰かに期待された結果?

 

  • 過去の自分が信じていた結果?

 

  • 周りと比べてしまった結果?

 

  • 世間が求める“分かりやすい成功”?

 

こうした“外側の基準”が、いつの間にかあなたの中に入り込んでいませんか?

 

他人の基準で生きると、未来は描けなくなる

「良い結果が想像できない」という状態は、実は 他人の基準で未来を描こうとしているときに起きやすい。

なぜなら、 他人の基準は、あなたの心の奥にある本当の願いと一致していないから。

一致していないものは、どれだけ頑張ってもイメージできません。

 

  • 誰かに認められるための結果

 

  • 誰かを安心させるための結果

 

  • 誰かに負けないための結果

 

こうした外側の目的は、 あなたの内側にある生命力とは結びつかない。

だから、想像できないのです。

 

「良い結果」は“外側”ではなく“内側”にある

では、あなたにとっての良い結果とは何でしょう。 大きな勝利でも、派手な記録でもなくていい。 もっと静かで、もっと個人的で、もっとあなた自身に近いものかもしれません。

 

たとえば、「今日の自分は、自分らしく動けたな」とふっと思えた瞬間とか、 練習の途中で「あ、この一瞬は嘘じゃない」と胸が震えたプレーがあったとか、 帰り道に「今日の練習には意味があった」と自然に言える日があったり、 誰かと交わした何気ない会話の中で、競技を通してつながれたと感じられたり、 昨日よりほんの少しだけ前に進めた気がして、心のどこかが静かに温まったり。

 

そういうものです。

 

誰かに評価される必要なんてないし、 数字で証明する必要もない。 でも、自分の中では確かに“反応”が起きている。 言葉にしなくても分かる、

その反応こそが、 あなたにとっての“良い結果”なんだと思います。

 

外から見れば些細なことかもしれない。 でも、あなたの中ではちゃんと響いている。 その響きがある限り、競技は続けていけるし、 その響きがあるからこそ、次の一歩が自然に生まれる。

 

「良い結果」は“形”ではなく“状態”で捉える

多くの選手は、結果を「形」で捉えようとします。

 

  • タイム

  • 順位

  • 点数

  • 成績

 

しかし、形はコントロールできません。 相手も環境も、運も流れもある。

 

だからこそ、 結果を“状態”で捉えることが大切です。

 

  • 心が穏やかだった

  • 自分の軸を保てた

  • 恐れよりも挑戦を選べた

  • 自分のプレーに責任を持てた

  • 最後まで自分を信じられた

 

こうした“状態”は、 あなた自身が育てることができる。

そして、状態が整うと、 形としての結果も自然とついてくる。

 

「良い結果」を再定義するための問い

ここで、あなた自身に問いかけてみてください。

 

今の自分にとって、心が穏やかになる結果とは?

 

誰かに認められることより、自分が納得できることとは?

 

どんな状態で競技を終えられたら、今日を誇れるか?

 

どんな自分でいたいと願っているか?

 

競技を通して、何を大切にしたいのか?

 

これらの問いは、 あなたの内側に眠っている“本当の目的”を呼び起こします。

そしてその目的が明確になると、あなたにとっての“良い結果”が自然と見えてくる。

 

言葉にしてみる(書く・話す)

頭の中で考えているだけでは、想像は“もや”のまま留まります。

だからこそ、言葉にすることが大切です。

 

  • ノートに書く

 

  • 信頼できる人に話す

 

  • 自分に向けて音声で話してみる

 

言葉にすることで、 “もや”が“輪郭”に変わり、想像が動き出します。

「言葉にできることは、動かせる」

これは、競技者にとって非常に大きな力になります。

 

想像できないなら

“小さな行動”を先にする

それでも想像ができないときは、まず動いてみる。

小さな行動が、“想像の種”になることがあります。

行動が先、想像は後。

これは、心が疲れているときの自然な順序です。

 

“誰かの言葉”に触れてみる

自分の中から想像が湧かないときは、外側の言葉に触れることも有効です。

  • 本を読む

  • インタビューを聴く

  • 詩や音楽に触れる

誰かの言葉が、自分の内側に眠っていた“感覚”を呼び起こしてくれることがあります。

特に、競技者のリアルな声や、過去の自分が書いたメモなどは、目的を思い出すきっかけになります。

 

“想像できない自分”を責めない

最後に、これが一番大切です。

想像できない自分を責めないこと。

想像できないのは、止まっているからではなく、深く考えているから。

焦らなくていい。 無理に描かなくていい。

ただ、今の自分に優しく寄り添うこと。

それが、次の一歩につながります。

 

おわりに

──想像できない時間にも、意味がある

競技者にとって、「良い結果が想像できない」という状態は、本当に苦しいものです。 どれだけ真面目に取り組んでいても、未来がぼやけて見える時期は必ず訪れます。 でも、その時間は決して無駄ではありません。 むしろ、自分の軸に立ち返るための“静かな準備期間”のようなものです。

焦って未来を描こうとするのではなく、少しずつ、できるところから戻っていけばいい。

 

感覚に戻る。

 

自分にとっての“良い結果”の定義を見直す。

 

言葉にしてみる。

 

小さな行動を積み重ねる。

 

外側の言葉に触れてみる。

 

そして、想像できない自分を責めない。

 

こうした小さな積み重ねが、やがてあなたの中に眠っていた“想像する力”を静かに呼び戻してくれます。 そのときに浮かんでくる未来は、誰かの期待ではなく、あなた自身の意思で選び取った未来です。

 

そして、もし今まさに「どうしても一人では整えられない」「何から始めればいいのか分からない」と感じているなら、そんな時こそ、スポーツメンタルコーチの存在が役に立ちます。

 

競技者は、強くあろうとするあまり、悩みを抱え込んでしまいがちです。

でも、本当に苦しいときに必要なのは、“一人で頑張ること”ではなく、“誰かと一緒に整理すること”です。

あなたが今感じているその迷いも、不安も、言葉にならないモヤモヤも、 丁寧にほどきながら、次の一歩へつなげていくお手伝いができます。

 

もし少しでも「話してみたい」「整理したい」と思えたなら、 どうか勇気を出して相談してきてください。

まずは体験コーチングという形で、あなたの今の状態に寄り添いながら、 一緒に未来の輪郭を取り戻していきましょう。

今日も、あなたの競技人生が、静かに、確かに前へ進んでいきますように。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

コラム著者
プロスポーツメンタルコーチ上杉亮平
全てのアスリートが競技を楽しみ、自分らしさを輝かせる世界を創る。ことを目指し
「メンタルで視点(せかい)が変わる」この言葉胸にアスリートを自己実現へと導くサポートをしています。詳しくはこちら

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