スポーツメンタルコーチ上杉亮平
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弱点は扱い方、捉え方次第で武器になる

 

弱点という言葉には、 どうしても「直さなければいけないもの」という印象がつきまとう。

スポーツの世界では特にその傾向が強く、自分にとっての弱点を見つけると多くの選手が反射的に 「克服しなければ」と考えるのではないでしょうか?

もちろん、弱点を克服しようとする姿勢は健全と言える。 努力は選手の根幹であり、成長の源でもあるから。

だけど 弱点を克服だけが正解だと決めつけると、 選手は苦しくなる。

弱点は、ひとつの意味だけで語れない。 弱点は扱い方で意味が変わる。

 

弱点は「欠けている部分」ではなく「性質」である

弱点を欠点として扱うと、 選手は弱点をゼロにすることに必死になる。

だけど、弱点とは、 あなたの中にある性質のひとつだとういこと。

 

性質は、良い悪いではなく、 ただそういう反応をしやすいというだけ。

その性質が、あなたの判断や動きに独自の色をつけていく。

弱点を性質として捉えると、 「直すべきもの」から 「扱い方を選べるもの」へと変わる。

 
弱点と強みは、ひとつの線の両端にある

 

弱点は、ただのマイナスではなく、その裏側には、必ず性質がある。

 

  1. コントロールが悪い。

それは、ボールの行方が読めないということ。 読めないものは、相手にも読めない。

 

  1. 緊張しやすい。

それは、身体が小さな変化に敏感だということ。

 

  1. 判断が遅い。

それは、状況を丁寧に見ようとしているということ。

 

弱点と強みは対立しない。 どちらも同じ性質の別の表れだと思ってほしい。

弱点を否定しすぎると、その裏側にある強さまで消えてしまう可能性がある。

 

弱点に向き合うとき、人は弱点そのものよりも感情に苦しむ

弱点に気づくと、 人は「できない自分」を基準に考えてしまう。

 

  1. 弱点を隠そうとすると、 プレーは固くなる。

 

  1. 弱点を恐れると、 挑戦ができなくなる。

 

  1. 弱点を直そうと急ぐと、 視野が狭くなる。

 

弱点そのものより、 弱点と向き合う時の感情が選手を苦しめることが多い。

だからこそ、 弱点を性質として捉える視点が必要になる。

 

弱点には「扱い方を選ぶ」という道がある

弱点を克服することにも価値がある。 だけど、弱点に向き合う方法はそれだけではないということ。

 

弱点には、 消そうとする以外にも、 活かすという選択肢がある。

 

  1. スピードがないなら、読みで勝負する。

 

  1. パワーがないなら、タイミングで勝負する。

 

  1. 体格に恵まれないなら、 細かな動きや重心の低さを活かせる。

 

  1. 気持ちが揺れやすいなら、 変化に敏感な感性をプラスに捉え武器にできる。

 

弱点をどう扱うか。 その選択が、選手のスタイルを決める。

弱点を抱えたまま戦うことは、 弱点に負けることではない。 弱点を前提に、自分の道を選ぶということ。

 
弱点は、時間の中で形を変えていく

 

弱点は、一瞬で消えない。 だけど、扱い方は今日から変えられる。

弱点は、積み重ねの中で 少しずつ形を変えていく。

弱点を受け入れた瞬間から、 弱点はあなたの中で別の意味を持ち始める。

 

弱点は、あなたの未来を狭めるものではない

弱点は、あなたの可能性を奪うものではない。 むしろ、弱点は あなたのプレーに個性を与える材料になる。

弱点があるからこそ、 あなたにしか辿れない道があるし、弱点があるからこそ、 あなたにしか生み出せない強さがある。

弱点は、あなたの特徴だ。 その特徴は、扱い方次第で武器になる。

 

最後に

──弱点で悩んでいるあなたへ

 

弱点に向き合うとき、 人はつい「できない自分」を見てしまう。

 

だけど、弱点は、あなたを否定するためにあるわけじゃない。

 

弱点があるからこそ、 まだ伸びる可能性が眠っているということ。

 

弱点は、あなたを止める壁ではない。

 

あなたがどこへ向かうべきかを示す方向にもなり得るということ。

弱点をどう扱うかで、 あなたの未来はまったく違う形になる。

 

どう進むかを決めるのは、あなた自身。

弱点と向き合うことは、 自分の可能性を選び取ることでもある。

 

そしてその選択が、あなたを次のステージへ連れていく。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

コラム著者
プロスポーツメンタルコーチ上杉亮平
全てのアスリートが競技を楽しみ、自分らしさを輝かせる世界を創る。ことを目指し
「メンタルで視点(せかい)が変わる」この言葉胸にアスリートを自己実現へと導くサポートをしています。詳しくはこちら

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