スポーツメンタルコーチ上杉亮平
試合で力を発揮できないあなたへ、心の土台を整える伴走者
~アスリートを自己実現へと導く~
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「続かない」は才能の入口──競技者が見落としがちな“最適な一歩”の見つけ方

 

 

「続かない自分」に苦しむ競技者へ

 

「これくらいできないとダメだ」 「もっとやらなきゃ、結果は出ない」 そんな言葉を、自分に向けて繰り返していないだろうか。

競技者は、常に高い目標と向き合っている。 その中で、自分に厳しくすることが“正しさ”とされがちだ。 しかし、過剰な自己要求は、継続を妨げ、心をすり減らす原因にもなる。

 

続かない=ダメ?──その思い込みが生む副作用

「続かない自分は価値がない」と思い込むと、 行動が止まるだけでなく、自己評価そのものが下がっていく。

この思考は、認知の歪みのひとつである「全か無か思考」に近い。 完璧でなければ意味がない。少しでも崩れたらゼロ。 そんな極端な判断は、日々の積み重ねを否定し、 小さな成功や前進を見逃してしまう。

継続できない日があることは、自然なこと。 それを「失敗」と捉えるか、「調整の機会」と捉えるかで、 その後の行動は大きく変わる。

 

なぜ人は「大きな一歩」から始めてしまうのか?

 

承認欲求の影響

誰かに認められたい。 その気持ちは、競技者としてのモチベーションにもなる。 承認を得るために“目立つ努力”を選ぶと、 本来の自分に合わない負荷を背負うことになる。

「すごいね」と言われたいがために、 無理なトレーニングや極端な目標を設定してしまう。 その結果、続かない自分に落胆し、 本来の目的を見失ってしまうことがある。

 

比較文化の影響

SNSやメディアを通じて、他人の成果が見えすぎる時代。 「この人は毎日これだけやってる」 「自分は全然足りてない」 そんな比較が、ハードルを不自然に引き上げる。

他人の努力は、他人の環境と性質に基づいている。 それを自分にそのまま当てはめることは、 自分の体質や生活リズムを無視することに等しい。

 

自分に合った一歩を見つける方法

 

現状を把握する

今の自分が、どんな状態にあるのか。 何ができていて、何が負担になっているのか。 それを冷静に見つめる力が、最初のステップになる。

「できないこと」に目を向けるのではなく、 「今ならできること」に焦点を当てる。 それが、継続の入口になる。

 

認める

「これしかできない」ではなく、 「これなら続けられる」と受け入れる。 この認識の違いが、継続の質を左右する。

認めることは、甘えではない。 むしろ、自分の現実を正確に捉える力であり、 競技者としての成熟の証でもある。

 

続く形に変える

続かない方法を無理に続けようとするのではなく、 続く形に変える工夫が必要になる。

たとえば、毎日30分の読書が負担なら、 1ページだけ読む、音声で聞く、寝る前に要点だけ確認する。 形式を変えることで、継続のハードルは大きく下がる。

 

続かないときの“切り替え力”──

同じ方法を繰り返さない

続かないことを経験したら、 再び同じ方法でチャレンジしても、結果は変わらないことが多い。

それは、方法そのものが自分に合っていない可能性が高いから。 「前は続かなかったけど、今度こそは」と意地になって再挑戦するよりも、 続かないと判断した瞬間に、すぐに切り替える勇気が必要になる。

その切り替え先は、“より小さな一歩”。

 

たとえば:

 

  1. 30分の読書が続かなかった → 1ページだけ読む

 

  1. 毎日ランニングが続かなかった → 玄関まで出るだけにする

 

  1. 毎日振り返りメモが続かなかった → 1行だけ書く

 

こうした“縮小”は、妥協ではなく最適化。 自分に合ったサイズに調整することで、継続の可能性が高まり、 結果として、自信と成果の土台が築かれていく。

「続かない=ダメ」ではなく、 「続かない→合っていない→変える→続く」 この流れを自然に回せる人が、最終的に成果を残す。

 
調整力が成果と自信を生む

継続できる人は、最初から強いわけではない。 調整する力がある人こそ、結果を残し、自信を育てていく。

疲れている日は、負荷を下げる。 気分が乗らない日は、形式だけでもやる。 忙しい日は、時間を短縮する。

こうした柔軟な調整が、継続の質を高める。 そして、継続の質が高まると、成果は自然に積み上がっていく。

 

終わりに──小さな一歩が未来を変える

競技者にとって、努力は誇りであり、信念そのもの。 ただ、どれほど強い意志があっても、無理な努力は続かない。 そして、続かない努力は、どれほど美しくても、成果にはつながらない。

「これくらいでいいのかな?」 そう思えるくらいの一歩から始めることに、迷いや罪悪感を抱く必要はない。 むしろ、それこそが“本当に続く努力”の始まりであり、 自分の可能性を静かに育てる、最も誠実なスタートラインになる。

小さな一歩は、見た目には地味かもしれない。 けれど、それを積み重ねた先にしか、本物の自信と成果は生まれない。 焦らず、比べず、自分の歩幅で進むこと。 その歩みを信じられる人が、やがて大きな舞台で輝く。

そしてその“一歩”を見つけるために、 スポーツメンタルコーチとして、私はあなたのそばで伴走します。

無理なく続けられる形を一緒に探し、 あなたの思考のクセや感情の揺らぎに寄り添いながら、 本来の力を引き出す土台を整えていきます。

競技力だけでなく、人としての深さとしなやかさを育てるために。 あなたが「自分らしく、強く、続けられる」道を歩めるよう、 その一歩に、心を込めて伴走させていただきます。

もしこのコラムが何かの気づきにつながったなら、 ぜひ一度、あなたの声を直接聞かせてください。

あなたとお会いできる日を、心から楽しみにしております。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

コラム著者
プロスポーツメンタルコーチ上杉亮平
全てのアスリートが競技を楽しみ、自分らしさを輝かせる世界を創る。ことを目指し
「メンタルで視点(せかい)が変わる」この言葉胸にアスリートを自己実現へと導くサポートをしています。詳しくはこちら

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