スポーツメンタルコーチ上杉亮平
試合で力を発揮できないあなたへ、心の土台を整える伴走者
~アスリートを自己実現へと導く~
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「誰かに認められたい」と思う自分を責めないで

~承認欲求と競技者の心の整え方~

 

「誰かに認められたい」と思う自分を責めていませんか?

試合で結果を出したい。 コーチや仲間に褒められたい。 でも、そんな自分を「弱い」と感じてしまう瞬間がある。

「誰かに認められたい」と思う気持ちは、競技者にとって自然な感情です。 それを否定する必要はありません。むしろ、その感情を丁寧に扱うことが、心の土台を整える第一歩になります。

競技者は、日々の努力や葛藤を誰かに見ていてほしいと願っています。 その気持ちは、決して甘えではなく、人としての健全な欲求です。

 

承認欲求は“弱さ”ではなく“人間らしさ”

心理学者アブラハム・マズローが提唱した「欲求5段階説」では、人間の欲求は以下のように階層化されています:

①生理的欲求(食事・睡眠など生命維持)

②安全の欲求(安心・安定した生活)

③所属と愛の欲求(集団への帰属・人とのつながり)

④承認欲求(認められたい・尊重されたい)

⑤自己実現欲求(自分らしく生きたい・可能性を発揮したい)

 

この中で「承認欲求」は、自己実現へ向かうための通過点です。 つまり、認められたいという気持ちは、成長の証でもあるのです。

競技者が「もっと上手くなりたい」「結果を出したい」と思うのは、 自分の努力や存在を誰かに認めてもらいたいという、自然で健全な感情です。

この欲求があるからこそ、人は努力し、挑戦し、成長していきます。 それは、競技者としての向上心の源でもあります。

 

では、なぜ承認欲求は“悪”のように語られるのか?

一方で、承認欲求は「依存しすぎると危険」とも言われます。 その理由は、以下のような状態に陥る可能性があるからです
  1. 他人の評価がすべてになり、自分の軸を見失う

 

  1. SNSの反応に一喜一憂し、心が不安定になる

 

  1. 認められないと感じた瞬間に、自己否定が始まる

 

  1. チーム内での序列や指導者の言葉に過敏になり、心が揺れ続ける

 

これは、承認欲求が“外側”に向きすぎている状態です。 つまり、「誰かに認められないと、自分を認められない」という依存構造が生まれてしまうのです。

競技者は、結果や評価が明確に数値化される世界に生きています。 だからこそ、承認欲求が過剰になりやすく、心のバランスを崩すリスクも高まります。

 

認められたい気持ちは、つながりを求める自然な感情

承認欲求は、単なる“目立ちたい”という欲望ではありません。 それは、「誰かとつながりたい」「自分の存在を感じたい」という、人間らしい感情の表れです。

競技者にとって、試合や練習は孤独との戦いでもあります。 その中で「誰かに見ていてほしい」「努力を認めてほしい」と思うのは、心の健全な叫びです。

この気持ちを否定するのではなく、 「自分はつながりを求めているんだ」と認識するだけで、心の扱い方が変わります。

そして、認められたいという気持ちは、自分の価値を外側に委ねるのではなく、内側から育てていくことができるのです。

 

自分との関係を深めることで、承認欲求は整っていく

では、どうすれば承認欲求に振り回されず、心を整えることができるのでしょうか?
答えは、「自分との関係を深めること」です。
  1. 自分の努力を、自分で認める

 

  1. 小さな達成を、言葉にして褒める

 

  1. 失敗しても、「それでも自分はここにいる」と思える

 

  1. 他人の評価がなくても、自分の価値を感じられる習慣を持つ

 

このような習慣が、自己承認の力を育てていきます。 他人からの評価がなくても、自分の存在を肯定できるようになると、承認欲求は“依存”ではなく“つながり”へと変化します。

そして、自分との関係が深まると、他者との関係も自然と整っていきます。 競技の中でのコミュニケーション、報告の質、チームとの関係性──すべてが変わり始めます。

 

本音を話せる居心地の良い場所

──それがスポーツメンタルコーチです

競技者は、強くあろうとするあまり、本音を隠してしまうことがあります。 「弱音を吐いたら迷惑かもしれない」 「こんなことで悩んでるなんて言えない」 そんな思いが、心の奥に沈んでいく。

でも、本音を話せる場所があるだけで、心は回復し始めます。

スポーツメンタルコーチは、競技者の“心の土台”を整える伴走者です。 承認欲求に振り回されるのではなく、その感情を丁寧に扱い、自分との信頼関係を築くサポートをします。

ここでは、競技者としてのあなたも、 一人の人間としてのあなたも、 どちらも否定されることなく、まるごと受け止められます。

 

まとめ

──「認められたい」気持ちを、否定しないで

「誰かに認められたい」と思う自分を、責めないでください。 それは、あなたが人とつながりたいと願っている証です。 そして、自己実現へ向かうための大切な通過点です。

承認欲求は、整えることができます。 そのためには、自分との関係を深めること。 そして、本音を話せる場所を持つこと。

スポーツメンタルコーチは、あなたの心に寄り添いながら、 競技人生を、そして人生そのものを、より豊かにするサポートをします。

 

最後に

──その一歩を踏み出すあなたへ
もし今、

誰にも言えない本音を抱えながら、 それでも前に進もうとしているあなたがいるなら──

スポーツメンタルコーチ・上杉亮平は、 まだ出会っていないあなたの声を、静かに待っています。

本音を話せる場所があるだけで、心は整い始めます。 その一歩を、体験コーチングという形で踏み出してみませんか。

競技者としてのあなたも、 一人の人間としてのあなたも、 どちらも大切にできる時間を、ここでお届けします。

「認められたい」と思う気持ちを、否定しないでください。 それは、あなたが誰かとつながりたいと願っている証。 そして、自分らしく生きるための、確かな通過点です。

その感情に、そっと寄り添いながら。 あなたの心が整っていくプロセスを、共に歩んでいけたら嬉しいです。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

コラム著者
プロスポーツメンタルコーチ上杉亮平
全てのアスリートが競技を楽しみ、自分らしさを輝かせる世界を創る。ことを目指し
「メンタルで視点(せかい)が変わる」この言葉胸にアスリートを自己実現へと導くサポートをしています。詳しくはこちら

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