スポーツメンタルコーチ上杉亮平
試合で力を発揮できないあなたへ、心の土台を整える伴走者
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気づかないうちに溜まる“無意識ストレス”──競技者の心を蝕む4つの原因と整え方

 

「最近、なんだか調子が出ない」 「練習はしているのに、なぜか気持ちが乗らない」 「理由はわからないけれど、疲れている気がする」

競技者として日々を過ごす中で、こうした“言葉にしづらい不調”を感じたことはありませんか? それはもしかすると、自分でも気づいていない“無意識のストレス”が原因かもしれません。

このコラムでは、競技者にありがちな無意識ストレスの正体と、その背景にある4つの要因、そして今日からできる整え方をお伝えします。

 

「無意識ストレス」とは何か?

ストレスというと、「試合前の緊張」や「結果が出ない焦り」など、明確に自覚できるものを思い浮かべるかもしれません。 しかし、実際には自分でも気づかないうちに蓄積していく“無意識のストレス”こそが、心身に大きな影響を与えることがあります。

 

たとえば:

 

  1. 「別に大丈夫」と思っているのに、なぜか疲れが取れない

 

  1. 理由もなくイライラしたり、集中できなかったりする

 

  1. 体調は悪くないのに、やる気が出ない・眠りが浅い

 

こうした状態の背景には、処理しきれていない感情や、気づかないうちに抱えたプレッシャーが潜んでいることがあります。

 

なぜ気づけないのか?

無意識ストレスは、なぜ“無意識”なのか? その理由は、以下のような心理的背景にあります。

 

習慣化しているから:「頑張るのが当たり前」「我慢するのが普通」になっていると、ストレスを感じる感覚そのものが鈍くなります

 

感情を抑えるクセがあるから:「弱音を吐いてはいけない」「ポジティブでいなきゃ」と思うほど、ネガティブな感情を無視しやすくなります

 

外的な変化がないから:目に見える問題(ケガ・人間関係のトラブルなど)がないと、「自分は大丈夫」と思い込んでしまいます
 

競技者にありがちな「無意識ストレス」4つの正体

【評価され続ける環境】

──“見られている”ことの重圧

競技者は常に誰かに見られ、評価される立場にあります。 コーチ、チームメイト、保護者、観客、SNSのフォロワー── 「期待に応えなければ」「失敗できない」というプレッシャーが、無意識のうちに心を締めつけていることがあります。

特に、結果が出ていない時期や、周囲と比較してしまう場面では、自分を責める思考が強まりやすく、知らず知らずのうちにストレスが蓄積していきます。

 

【“頑張り続ける”ことが当たり前】

──休むことへの罪悪感

「もっとやらなきゃ」「まだ足りない」 競技者は向上心が強いからこそ、“頑張り続けること”が無意識の前提になっていることがあります。

しかし、心や体には“波”があります。 疲れているのに無理をして練習を続けたり、休むことに罪悪感を抱いたりすると、回復の機会を失い、ストレスが慢性化していきます。

 

【感情を抑えるクセ】

──「弱音を吐けない」文化

「泣くな」「気合いだ」「メンタルが弱い」 こうした言葉が飛び交う環境では、感情を表に出すこと=悪いことという認識が根づいてしまいます。

その結果、怒り・悲しみ・不安といった感情を感じないふりをするクセがつき、心の中に“処理されない感情”が溜まっていきます。 これが、無意識のストレスの温床になるのです。

 

【「自分らしさ」を置き去りにする日常】

──競技だけが“自分”になっていく

競技に打ち込むほど、生活のすべてが競技中心になっていきます。 それ自体は素晴らしいことですが、「競技=自分の価値」になってしまうと、結果が出ないときに自己否定に直結してしまいます。

「自分って何のためにやってるんだろう」 「競技以外の自分って、何があるんだろう」 そんな問いが浮かんだとき、心の奥にあったストレスが一気に表面化することもあります。

 

今日からできる「無意識ストレス」への整え方

1.「気づく」ことが第一歩

無意識ストレスは、まず“気づく”ことが最大の対処法です。 日記やメモ、音声での独り言など、自分の感情や状態を“言語化”する習慣を持つことで、心の中にあるものが見えてきます。

 

2.「感情にラベルを貼る」

「なんかモヤモヤする」ではなく、「今、自分は焦っている」「不安を感じている」と具体的な言葉で感情を捉えることで、脳はその感情を処理しやすくなります。 これは心理学で「ラベリング効果」と呼ばれ、ストレスの軽減に効果的です。

 

3. 競技以外の自分」を育てる

音楽、読書、自然に触れる、誰かと話す── 競技以外の時間を持つことは、“自分の土台”を広げる行為です。 競技がうまくいかないときでも、「自分には他にも大切なものがある」と思えることが、心の安定につながります。

 

4.「話せる場」を持つ

信頼できる人に話すことは、ストレスの“出口”をつくることです。 コーチ、仲間、家族、あるいは専門家── 「話すこと=弱さ」ではなく、「話すこと=整える力」と捉えることが大切です。

 

最後に──その整え方を、ひとりで抱え込まないために

無意識ストレスは、自分では気づきにくく、言語化しづらく、対処も簡単ではです。 だからこそ、第三者との対話や、専門的なサポートが大きな助けになります。

スポーツメンタルコーチは、競技者が自分の内面と向き合うための“安全な対話の場”をつくります。 感情の揺れ、思考のクセ、行動のパターン──それらを一緒に整理しながら、競技者自身が「自分を扱う力」を育てていくプロセスを支えます。

 

  1. 「なんとなく調子が出ない」

 

  1. 「頑張っているのに、心がついてこない」

 

  1. 「誰にも言えないモヤモヤがある」

 

そんなときこそ、ひとりで抱え込まず、誰かと一緒に整える時間を持つことが、次の一歩につながります。

 
“立ち止まる時間”を作る

もし今、少しでも「自分の心を整えたい」「無意識のストレスに向き合ってみたい」と感じたなら、 まずは体験コーチングという“立ち止まる時間”を持ってみませんか?

それは、競技のためだけではなく、自分自身のための時間です。 言葉にならない感情も、うまく説明できないモヤモヤも、安心して話せる場があることで、心は少しずつ整っていきます。

 

競技者の“心の土台”を育てるために

無意識ストレスは、静かに、深く、心を蝕みます。 でもそれは、気づき、向き合い、整えることで、競技者としての土台を強くする“きっかけ”にもなるのです。

競技者である前に、一人の人間としての“心”を大切にすること。 それが、長く競技を続けるための“見えない支え”になります。

そしてその支えを育てるために、スポーツメンタルコーチという存在が、そっと隣にいることを、どうか思い出してください。

あなたの勇気ある一歩お待ちしております。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

コラム著者
プロスポーツメンタルコーチ上杉亮平
全てのアスリートが競技を楽しみ、自分らしさを輝かせる世界を創る。ことを目指し
「メンタルで視点(せかい)が変わる」この言葉胸にアスリートを自己実現へと導くサポートをしています。詳しくはこちら

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