スポーツメンタルコーチ上杉亮平
試合で力を発揮できないあなたへ、心の土台を整える伴走者
~アスリートを自己実現へと導く~
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目標は決まったのに進めない理由──現在地を把握する力が未来を変える

 

「目指すべき場所は決まった。 なのに、なぜか思うように進まない。」

 

この感覚に心当たりがある人は多いのではないでしょうか?

 

目標は明確なのに、前に進んでいる実感がない。

努力しているのに、成果がついてこない。

やるべきことは分かっているのに、なぜか迷いが生まれる。

 

その原因は、意志の弱さでも、才能の不足でもない。現在地が見えていない可能性が高い。

 

多くの人は、目標設定に膨大な時間を使う。 「どこに行きたいか」を考えることにエネルギーを注ぐ。 もちろん、それはすごく大切こと。

 

だけど、目的地がどれだけ明確でも、 今、自分がどこにいるのかが分からなければ、前には進めない。

 

地図アプリを思い浮かべてほしい。 目的地が表示されていても、 電波が悪くて現在地が表示されなければ、 どの方向に歩けばいいのか分からない。

 

これに関しては、人生も、競技も、仕事も同じ。

目的地よりも、まず現在地。 未来よりも、まず今。

ここからは、 「現在地を把握する力」がなぜ重要なのか、 そしてどうやってそれを手に入れるのかを深く掘り下げていく。

 

目標が明確なのに進めない理由は現在地の不明確さにある

多くの人は、目標を立てると安心する。

 

いつまでに、何を達成して、どんな自分になりたいか

これらを言語化すると、 「よし、あとは進むだけだ」と思う。

だけど、ここに大きな落とし穴がある。

 

目標は未来の話。 現在地は今の話。 この2つがつながっていなければ、道は描けない。

 

例えば…

  • 体力がどれくらいあるのか

  • 技術レベルはどの段階なのか

  • 何ができて、何ができないのか

  • どこでつまずきやすいのか

  • どんな癖があるのか

 

これらを把握していなければ、 どれだけ立派な目標を掲げても、 “ただの理想”で終わってしまう。

目標は目的地。 現在地はスタート地点。

スタート地点が分からないまま走り出すのは、 地図なしで山に入るようなものだ。

 

現在地を把握できない人の共通点

現在地が見えない人には、いくつかの共通点がある。

 

① 自分の状態を感覚で判断している

「たぶんできている」 「まあまあ調子いい」 「なんとなく悪い気がする」

感覚は大事だが、感覚だけではズレが生まれる。

 

② 過去の自分を基準にしている

「前はできた」 「昔はもっと動けた」 「以前はこの練習量でいけた」

過去の自分は、今の自分ではない。

 

 ③ 他人の基準に合わせてしまう

「周りがこれくらいやっているから」 「みんなができているから」 「比較すると自分は遅れている」

他人の現在地は、あなたの現在地ではない。

 

 ④ 目標に意識が向きすぎている

目標ばかり見ていると、 今の自分が見えなくなる。

 

現在地を把握するための3つの視点

では、どうすれば現在地を正確に把握できるのか。

ここでは、 3つの視点を紹介する。

 

 データで見る(客観)

感覚ではなく、数字で見る。

 

  1. タイム

  2. 成績

  3. 成功率

  4. 心拍数

  5. 睡眠

  6. 練習量

  7. ミスの傾向

 

データが全てではないが、一つツールとして選択肢に入れてみてほしい。

 

言語化する(認知)

現在地は、言葉にすると見えてくる。

  1. 今の課題は何か
  2. 何ができて、何ができないか
  3. どこで止まっているのか
  4. 何が不安なのか
  5. 何が怖いのか

言語化は、思考の地図を描く作業。

言葉にできないものは、改善できない。

 

他者の視点を借りる(外部)

自分の現在地は、自分では見えにくい。

だからこそ、

  1. コーチ

  2. トレーナー

  3. 仲間

  4. 専門家

こうした外の目を借りることが重要。

他者の視点は、 あなたの盲点を照らしてくれる。

 

現在地を把握すると迷いが消える理由

現在地が明確になると、 迷いが消える。

なぜか。

次に何をすべきかが明確になるから。

 

例えば…

  • 今は基礎を固める時期

  • 今は量より質を高める時期

  • 今は休むべき時期

  • 今は挑戦する時期

  • 今は耐える時期

現在地が分かれば、 進むべき方向が自然と見えてくる。

 

逆に、現在地が曖昧だと…

  • 何をすればいいか分からない

  • どれくらい頑張ればいいか分からない

  • 今の努力が正しいのか分からない

こうした不安が生まれる。

不安の正体は、 未来ではなく現在の不明確さ。

 

現在地を把握することは自分を知ることである

現在地を知るということは、 自分を知るということ。

 

  1. 自分の強み、自分の弱み
  2. 自分の癖
  3. 自分の限界、自分の伸びしろ
  4. 自分のペース
  5. 自分の信念や価値観

 

これらを理解することで、 初めて自分に合った道が見えてくる。

あなたの現在地から、 あなたの目的地へ向かう道を作ればいい。

 

最後に

──目的地よりも、まず現在地

目標を立てることは素晴らしい。 未来を描くことは大切だ。

しかし、 未来に向かうためには、今を知らなければならない。

目的地がどれだけ明確でも、 現在地が曖昧なら、道は描けない。

人生も競技も、地図アプリと同じ。

目的地よりも、まず現在地。 未来よりも、まず今。

あなたが今どこにいるのか。 それを知ることが、 あなたの未来を変える最初の一歩になる。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

コラム著者
プロスポーツメンタルコーチ上杉亮平
全てのアスリートが競技を楽しみ、自分らしさを輝かせる世界を創る。ことを目指し
「メンタルで視点(せかい)が変わる」この言葉胸にアスリートを自己実現へと導くサポートをしています。詳しくはこちら

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