スポーツメンタルコーチ上杉亮平
~アスリートを自己実現へと導く~
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理由より温度で動く─直感とご縁がつないできた自分らしい選択の話

 

すべてがロジカルに動くわけじゃない。 仕事に直結しなくても、うまく説明できなくても、「やってみたい」と感じた瞬間に動くことで、後から繋がる“伏線”ができることがある。それが私にとっての「ご縁」や「成長」の源になる。そう信じて、これからも“直感に反応できる余白”を残しておきたい。

 

一見、無関係なものが“未来の土台”になることもある

今回、私は今の仕事とは直接結びつかない活動に心を動かされ、行動に移しました。 舞台は沖縄の離島・津堅島。 ここで民宿「神谷壮」の方々が、音楽で島を再生するプロジェクトを続けていると知ったとき、 理由じゃなく、感情が先に動いたのです。

その活動とは、コロナ禍の最中に始まった「毎日12時からの音楽ライブ配信」。 リスナー0、収益0の状態から、それでも続けて、少しずつ支援が集まり、 今では島の修繕や地域支援に使える投げ銭が届くようになった。

はじめてそのストーリーを知ったとき、 自分でも言葉にはできなかったけれど、どうしても会いに行きたくなった。

だからこそ、私は動きました。予定も、目的も、ロジックも整っていなかった。 けれど、「行ってよかった」と思える確かな体験が、そこにはあったのです。

 

直感で選んだ「道」が、人生に馴染んでいく

スポーツメンタルコーチの資格を取得しようと決めたとき、選択肢はひとつではありませんでした。 民間資格だからこそ、複数の団体が存在し、それぞれに実績や提案がある。

情報を集めて、比較検討して、理屈で判断することもできたはずです。 けれど私が選んだのは、「日本スポーツメンタルコーチ協会」でした。

「ここだ」と思えた。理由は明確ではなかったけれど、感覚の鮮明さに迷いはありませんでした。

あれから年月が経ち、「スポーツメンタルコーチ」は商標登録され、 今ではこの協会で資格を取得した人たちだけが名乗ることができます。

だからこそ、あのときの直感は、未来から届いた合図だったのかもしれない。 そう感じられる今があることが、何よりの証拠だと思っています。

 

言葉にできなかった感覚が、自分の“軸”になっていく

資格を選んだとき。 出会いたい人に会いに行ったとき。 惹かれる場所に足を運んだとき。

それらに共通しているのは、「意味がわかってから動く」のではなく、動いてから意味が生まれてきたということ。

すべてがうまくいったわけではありません。 けれど、やってみたからこそ得られた感覚や景色が、私を少しずつ形づくってくれた。

理由より、温度で動いていい。 > それは、理屈ではたどり着けない場所に、連れていってくれるから。

 

直感は偶然じゃない。ご縁は準備の先に訪れる

直感は特別な才能ではなく、日常に潜む“反応”のようなものだと思っています。 ただ、その声を聞けるか。聞いたときに動けるか。 そこに、自分にしか辿り着けない場所があるのかもしれない。

“やってみたい”と感じた時に、すぐに行動すること。 それが成果に繋がらなくても、「動いた」という経験そのものが、 あとからご縁というかたちで返ってくることがある。

これからも、私は正しさより温度で、損得より感度で、 行動に心を通わせて生きていきたいと思っています。

 

最後のメッセージ

意味や成果を先に求めるより、 その時感じた「温度」や「引かれる感覚」に正直でいたい。 それが遠回りに見えても、 自分にしか見えない景色へと繋がっていく気がしている。

だから私は、これからも 理由よりも“感触”を、 効率よりも“ご縁”を大切にして生きていきたい。

そんなふうに選んできた道が、 今の自分を自然にかたちづくっていると思っている。

もしこの感覚に少しでも触れるものがあれば、 それもまた、ささやかなご縁かもしれません。
コラム著者
プロスポーツメンタルコーチ上杉亮平
全てのアスリートが競技を楽しみ、自分らしさを輝かせる世界を創る。ことを目指し
「メンタルで視点(せかい)が変わる」この言葉胸にアスリートを自己実現へと導くサポートをしています。詳しくはこちら

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