スポーツメンタルコーチ上杉亮平
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継続の本質—ダルビッシュ有が語る“続ける力”と柔軟な思考

 

 

私たちはよく「継続ができない」と自分を責めることがあります。

途中でやめてしまった、間が空いてしまった――そんな瞬間に、「自分はダメだ」と感じることもあるでしょう。

そんな時に是非試して頂きたい思考法をお伝えさせていただきます。

 

継続とは本来、完璧に途切れない連続を意味するのではありません。「また始める」こと自体が継続であり、そこに柔軟さを持つことで、心の余裕を取り戻せるのです。

 

ダルビッシュ有選手は継続についてこう語ります

「どこからどこまでが継続なのかは自分次第。1日空いた、1か月空いたとしても、再び始めればそれも立派な継続だ。間の時間を気にしすぎるより、また挑戦を始めることを大切にする方が心が楽になる。」

この言葉が示すように、継続という概念は、私たち自身がどう捉えるかにかかっています。

 

1. 継続は「柔軟さ」から始まる

多くの人は継続を「途切れない毎日」「失敗しない取り組み」と捉えがちです。しかし、この考え方がかえってプレッシャーを生み、挑戦を続ける意欲を失わせてしまうことがあります。

あなたの中の「継続」とはどんな意味を持っていますか? 

継続が「完璧な毎日」だと考えると、失敗した時に自分を責めやすくなります。逆に「また始めることも継続」と柔軟に捉えることで、心の負担が軽くなります。

 

2. 継続を再定義する方法

継続の捉え方を変えるためには、以下のステップを試してみましょう

 

  1. 「また始める」を肯定する

 挑戦が途切れたからといって終わりではありません。一度間が空いても、「またやってみよう」と思えれば、それは継続していることになります。

 

  1. 継続の区間を自分で決める

 毎日続けることが理想ですが、もし忙しさや事情で間が空いても問題ありません。「週に1回でも自分のペースで取り組めているならそれも継続」と捉えてみてください。

 

3. 落ち込む前に再挑戦を選ぶ

継続が途切れたと感じる瞬間は誰にでもあります。そんな時は、「やめた自分」を責めるのではなく、「次にどう始めるか」を考えてみてください。

今から再挑戦するには何が必要ですか? 

挑戦の再開を「特別なこと」ではなく、自然な選択として受け入れることで、落ち込む時間を減らし、行動へと移す力を得ることができます。

 

最後のメッセージ

継続とは、完璧さを追求することではありません。一度やめたとしても、また始めれば、それは立派な継続です。そして、挑戦を続ける意思さえあれば、あなたはすでに前に進んでいると言えます。

ダルビッシュ有選手の言葉を胸に、「継続」という考え方を柔軟に捉えてみてください。自分のペースで進み、挑戦を楽しむ余裕を持つことで、心はきっと軽くなるはずです。

応援しています!

コラム著者
プロスポーツメンタルコーチ上杉亮平
全てのアスリートが競技を楽しみ、自分らしさを輝かせる世界を創る。ことを目指し
「メンタルで視点(せかい)が変わる」この言葉胸にアスリートを自己実現へと導くサポートをしています。詳しくはこちら

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